今回処方された薬の数々.. |
冬の乾燥なのか、ストレスなのかは分からないけれど、
手と頭皮の湿疹がなかなか治らなくて
重い腰を上げて皮膚科へ行ってきた。
私はずっと皮膚科ジプシーでかかりつけ医がいない。
今回で3件目となる。
そこでいろいろ悟ったことがあるので、
語ってみようと思う。
大人になってかなり緩和したけれど、
私はアトピー性肌なので、
ちょっとした湿疹が悪化しやすい体質。
関係あるのかないのか分からないけどニキビもひどい。
過去2件のクリニック
1件目の皮膚科の先生は、
症状を一瞬見てからずっとパソコンに向かって
必要な薬を入力して、
その薬を簡単に説明して終わり。
っていう感じで、
湿疹は治るのだけど、ニキビが全然治らなくて、
「この先生、ちゃんと見てくれてない」
と感じてしまい、
違うところ行ってみようと決めた。
2件目の先生は、
皮膚科医ではないが「ニキビ治療」で評判がよかったので行ってみたところ。
それはそれはとても親身になって話を聞いてくださり、
ニキビになる原因や風呂や洗顔の方法など事細かに説明してもらい、
(そこの先生の独自の理論ではあるけれど)
薬を処方され、
言われた通りに風呂や洗顔などをしていたら
時間はかかったけれど、どんどん改善されてきた。(治ってはいない)
ただ、首に謎のケロイドができて
大慌てで受診したときに、
皮膚科へ紹介状を出してもらうという流れで
地域の大病院の皮膚科へ行ったら帯状疱疹だった。
帰り際に
「これからは皮膚科へ行ってください」
という旨のことを言われ
「...ですよね...」と。。。。
3件目のクリニック
今度こそかかりつけの皮膚科を見つけよう!
...ということで、口コミで探すけれど、
いまいちうまく見つけられない。
そこで、
健康診断でお世話になったクリニックにも皮膚科があるということで、
とりあえずそこへ行ってみることにした。
結論を言うと、
「1件目とほぼ同じような対応」
でありました...。
出される薬もほぼ同じ。
初診ということでいつもよりは丁寧に問診があったけれど、
ずっとパソコンを見てる系の先生だなと。
でもいいのよ...。
湿疹は「その薬」で治るって私も知っているから、
「その薬」を処方してもらうだけで...。
という気持ちで診察室を後にした。
しかしどこの皮膚科もそんなもんかと絶望。
帰宅後色々調べ物をしているうちに悟ったことがある。
説明が足りない医師と話を聞かない患者
皮膚科の先生というのは、
患部の状態に合わせて
そこに最適な薬を考えて
薬の種類と完治までの期間を予測して
分量を考えて処方する。
...というところまではどの先生も大体同じなのだけど、
その薬を使うのは患者なので、
肝心なのは、
「その薬をどのくらいの分量で、どのように患部に塗布するのか」
を患者が完璧に理解して薬を効果的に利用できるようにすること。
治るか治らないかは患者の腕にかかっている。
ということだ。
なので、医師の腕の良し悪しは関係ない。
ただ、説明の良し悪しは大いにあると思う。
「先生に診てもらったからもう安心」
ではないのだ!!!
先生の目から癒しのビームが出て治るわけではないのよ!
ちゃんと先生から必要な情報を聞き出すまでが受診なのだ!
(過去の自分に言ってる)
患者は薬を処方してもらうだけで満足してはいけない。
その塗り薬を
「擦り込む」のか
「マーガリンみたいに厚みを持たせて塗る」のか
使い方をその医師から聞き出さないといけない。
受け身で話を聞いているだけだと肝心なところが抜けてたりする。
大昔に、手荒れがひどすぎる時に先生に
「軟膏湿布」をやってもらったことがあるのだけど、
「そんなに塗るの??」と衝撃だった。
ぬり薬って結構ガッツリ塗るのねと。
貧乏性の私はドキドキしてしまった。
処方された薬がいつも余るわけです。
薬や化粧水をケチケチ使いがちな人は要注意。
原因不明の症状で「とりあえず...」と出された薬や、
誤診や体から拒否反応が出たりしない限りは、
(体質も色々あるので一概には言えないけれど...)
処方された薬を適正に使えばちゃんと薬は効くはずなのだ。
飲み薬は言われた通りのタイミングで錠剤を飲むだけで簡単なのだけど、
塗り薬は塗り方が肝なのだ。
塗り方がちゃんとイメージできるまで
質問した方がいい。
実際にやってみると説明とは違うオリジナルの塗り方をしていたりして...
「わかったつもり」ではいけないのだ。
ウザい患者にはなってしまうかもしれないけど、
今後はちゃんとわかるまで説明を受けようと思う。
プロ患者になろう
実際に治るかどうかは患者次第。
そう思いついたのが帰宅後なので、
私は「塗り薬の塗り方」と処方された薬についてインターネットで調べて、
薬を効果的に使う努力を始めたら、
湿疹の治りがいつもより早く感じた。
「先生がきちんと説明してくれない」
と結論を出すのは簡単なのだけど、
プロ患者はそこで思考を停止させてはならない。
受け身では治るものも治らないぞ!
医学書や各種論文が頭に詰まっている先生から
「情報を引き出す」のだ!
患者には「聞く力」が必要で、
その力さえあればどこの皮膚科でも大体結果は同じだという仮説を立ててみた。
要するに「評判の皮膚科の先生」というのは
「説明」が上手だったり丁寧なのだろう。
知識量や処方される薬は他の先生と大差なかったりするのかもしれない。(あくまで仮説)
湿疹治療のついでに、
初めて使うニキビ治療薬でニキビ治療もすることにしているので、
しばらくこの3件目の「パソコン先生」にお世話になろうと思う。
要するに何が言いたいかというと、
「皮膚科へ行ってもどうせ治らない...」
と絶望している方は、
特に重要な「塗り方(塗布量)」を
理解して実践できるレベルの易しい言葉で、
「百聞は一見にしかず」なので、
やってもらえるかわからないけれど、
できれば実演してもらいながら
丁寧に説明を受け、
正しく薬を使えば
もしかしたら改善する...かも??
(あくまでも仮説)