クローゼットの端っこにいつも掛かっていた喪服。
もういい大人なんだからキチンとしなきゃ....と
5年くらい前に一応買っておいた喪服をついに処分した。
「いつ使うかわからないけど不安だから持っておこう」
という買い方はよくないなと。
この度とても反省した。
喪服処分に至るきっかけ
久しぶりに持っている喪服を着てみたところ、
ワンピースタイプの喪服がしっくりこない身体になっていることに気がついた。
スカートのスイートな感じに違和感..。
これを着て外に出たくないと思い
「処分」の方向に思考が動き出した。
パンプスは足がしんどくてすでに処分していて、
黒い革靴しかないからワンピースにあわせる靴が
そもそもなかったのだった。
黒いジャケットが空から降ってきた
転機は突然やってくるもので。
先日、黒いジャケットをお下がりでもらった。
ユニクロのスーツジャケットを
サイズを間違えて買ってしまった家族から譲り受けた。
色は黒。
普通に洗濯できてシワにならないし、
きっちりして見えるかなり優秀なジャケットだ。
(しかもお値段6000円。試着せずに買うにはちょっとお高いのでは...と、かなりキツめに突っ込んでおいた。)
そこで「これ、喪服でいけるんじゃ...」と思い至り、
黒いスボンとシャツと靴下は日常使いしているから、
それを組み合わせて喪服が完成することが判明した。
そして、黒いジャケットも普段着として
ちゃんと活かせる気持ちよさがある。
しかも黒ジャケットはキチンと感がでるので、
他の服がダルダルでもジャケットを羽織るだけで
シュッとして見えて良い。
業者さんと間違えられる可能性はあるだろうけど....。 目立たなければok! |
そもそも葬式のお知らせが来ない
最近はコロナの影響もあり家族葬が多くなり、
式など全て終わった後、事後報告で訃報を知ることも。
「お葬式 いきたくない」で検索してみたところ、
「50歳すぎたらお葬式に行かなくていい。」
なんていう考え方の人もいるらしい。
その意見、もっと世間に浸透するといいな...。
自分がもし寿命を全うして生きた場合、
完全に独り身の予定なのでお葬式もしないだろうから、
何かの行政サービスにお世話になって淡々と処理されていくだろうし。
なんかもう葬式なんて適当でいいんじゃないかという気持ちもある。
一度も袖を通さなかった喪服にたくさんごめんなさいして手放しした。
そのうち黒いスーツも要らなくなったらいいな。
(10年以内にはそうなる予感がする)
喪服を買ってから5年間、
全く着る機会がなかったというのも
ある意味お守りのような役目を果たしてくれていたのかも。
うん、そういうことにしておこう。